通貨・為替

FRB、12月の利上げ後は「様子見姿勢」か

ウォールストリート・ジャーナルによれば「FRB(米連邦準備制度理事会)は来年以降の利上げペースを減速させるか検討している」とのこと。

FRBは金融政策の方向性を変える際、市場参加者たちを驚かせないよう、事前に情報をリークすることで知られています。

今回のウォールストリート・ジャーナルの記事がそれに当たるとするならば、これまで19年4回とされてきた利上げペースは大幅に下方修正される可能性があります。

この記事によれば、「FRBが今後、どのようなアプローチで金融政策を運営していくかは、向こう数週間の景気・金融市場の動向に左右されそうだ」としており、ガイダンスは示さない方針とのこと。

そもそもFRBが「様子見姿勢」を検討している背景には、株や不動産などの資産価格が下落していることに加えて、原油安を背景にインフレ率が低下するなど、利上げの切迫感が薄れているためです。

とはいえ、失業率が依然として低いことや、経済指標が堅調であることから、景気が過熱する可能性も否定できません。

そのため、株価と原油価格が急反発してインフレ率が上昇するようなら、再び利上げに積極的な姿勢を見せることも考えられます。

いずれにせよ、米国経済は不透明感が高まっているわけですが、こうした状況について、パウエルFRB議長は突如停電に見舞われた状況になぞらえて「まずはゆっくりと手探りで部屋を歩くだろう」とし、不透明感が高まる中で慎重な姿勢を取ることを正当化しました。

さて、FRBが利上げペースの減速を検討しているということは、米国株の強気相場がクライマックスを迎えていることを意味します。

しかし、ただちに弱気相場が訪れるわけではないので過度な心配をする必要はありません。

【S&P500種指数:2006ー2007】

金融危機前、最後の利上げは06年6月でした。この時、直近の高値からー8.1%安と値を下げていましたが、その後株価は一年かけておよそ30%近く上昇しました。

【S&P500種指数:週足】

今日の株式市場は12年前のあの日と同じ、まるで利上げの打ち止めを察したかのように直近の高値からー11.5%安と値を下げています。

仮に06年の利上げ打ち止め後と同じシナリオが待っているのなら、株価は3253ポイント〜3384ポイント程度まで上昇することが期待できます。ダウは3万0125ドル〜3万1330ドルです。

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