通貨・為替

貿易収支と為替

貿易収支と為替レートの関係についてです。

海外との貿易取引で輸出と輸入のどちらが多いかということを示す貿易収支は為替レートにも影響を与えます。

通貨が異なる2国間で貿易取引が行われた場合、どちらかの国の通貨建ての取引となりますが、通貨を交換する場面が出てくるためです。

貿易収支が黒字なら自国通貨高、赤字なら自国通貨安の要因となります。

◎貿易収支とは

貿易収支とは輸出金額から輸入金額を差し引いたものです。

プラスなら貿易黒字、マイナスなら貿易赤字です。

貿易黒字の国は輸出金額が輸入金額よりも多く、貿易赤字の国は輸入金額が輸出金額よりも多くなります。

◎貿易取引に使われる通貨

貿易取引で使われる通貨は取引相手や商習慣によって異なりますが、ドルやユーロ、円、人民元などが利用されます。

日本の場合は、財務省が公表している「貿易取引通貨別比率」によると2015年上半期で輸出取引と輸入取引ともにドルの比率が最も高くなっています。
輸出取引では53.9%がドル建て、輸入取引では71.1%がドル建てです。

◎貿易黒字は通貨高要因、貿易赤字は通貨安要因

貿易取引では輸出取引は自国通貨高要因、輸入取引は自国通貨安要因となります。

輸出が輸入より多い貿易黒字の場合には、相手国通貨を売って自国通貨を買う量が多くなるため、自国通貨高要因が強くなります。

逆に輸出より輸入が多い貿易赤字の場合には、自国通貨を売って相手国通貨を買う量が多くなるため、自国通貨安要因が強くなります。

◎実際の為替レートは実需以外の要因で動く

貿易活動など実際の経済活動に伴って発生する通貨取引需要を実需と言いますが、実需以外の投資・投機的な動きによる取引も多いため、実際の為替レートは貿易など需以外の要素でも動きます。

◎貿易収支のまとめ

• 貿易取引を行うと通貨を自国通貨か相手国通貨に交換する場面があるため通貨の売買が発生します。

• 輸出取引は自国通貨高要因、輸入取引は自国通貨安要因となり、貿易収支が黒字なら自国通貨高、赤字なら自国通貨安の要因となります。

関連記事

  1. 金利と為替

  2. トランプ大統領、FRBの利上げを批判!今後の為替について

  3. 原油と為替

  4. トルコの次は南アフリカか

  5. 物価と為替

  6. 経済指標

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP